2010年12月31日金曜日

香港国際空港で思うハブ空港のあり方

以前に「ハブ空港について」でハブ空港としての機能集約を目指すのは羽田ではなく成田だと書きましたが
今回の香港旅行で香港国際空港を見たことで、ハブ空港とゲートウェイ空港は共存しない
羽田空港はハブ空港を目指すのではないとの思いを強くしました。
香港旅行1日目のブログ記事にも書きましたが、
香港国際空港は半端なく広いです。
搭乗ゲートから入国審査場まで30分かかります。
あまりに広すぎるので、ターミナルビルの中に
鉄道が走ってしまっているくらいです。

これはハブ空港としての機能を求めたためで、
中国⇔世界のハブ空港としての利便性は高く
日本からフライトから直ぐ中国国内便へ
乗り継ぎが出来るよう設計されていました。
写真には撮れなかったのですが、
空港近くには貨物用の設備が充実しており、
空輸⇔海運の貨物の受け継ぎもスムーズです。

このように香港国際空港はハブ空港として
効率的に運用されており、実際に中国への
窓口として多くの旅客に利用されています。
一方で香港国際空港は市街地からは
およそ30分程度かかる距離にあります。
これは以前の啓徳空港が市街地にあるのと
好対照だといえます。

この時点で香港は空港を香港市民にとって
利便性の高いものとするのではなく
中国本土と世界との経由地としての香港を
今後の香港の経済モデルとしたと言える
のではないでしょうか。
もし、羽田空港をハブ空港とするなら
さらに沖合への埋めたては必要不可欠ですが
そうすると相対的に航路が狭くなり
羽田の北にある大井埠頭や千葉港などの
海運設備にマイナスの影響が出てきます。

やはり、日本が持つハブ空港は成田です。
成田空港は世界中に幅広く航路を持ち、
とくにアジア・太平洋⇔北米のハブとして
大きなアドバンテージを持っていると
考えております。

成田の拡張が政治的理由から難しいといって
安易の羽田に浮気するのではなくて、
もっとじっくり腰を据えて成田空港の
拡張に取り組んでいってほしいです。
成田空港の一番のウィークポイントは一般に考えられている国際線の路線数ではなく、
内際分離の影響によって9空港にしか就航していない国内線の少なさであると考えています。
成田の国内線の路線数は仁川空港から就航している日本の地方空港の1/3しかありません。
羽田が国際化した現在、成田も積極的に国内線の就航を増やしていってもらって
少なくとも、日本人が海外旅行に行くのに仁川経由を選ぶなんてことはないようにしたいですね。

このゲートウェイ空港とハブ空港との役割分担については、
やはり韓国の仁川と金浦が参考になるのではないでしょか。

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