2011年3月2日水曜日

ルクソール ルクソール神殿

ルクソール神殿ルクソール神殿はルクソール駅前の通りの突き当り、
町の中心部と呼べるような場所に立地しています。

神殿の入り口にはオベリスクが2本ありましたが
1本はパリのコンコルド広場に運ばれていってしまい
今では1本だけが寂しくたたずんでいました。

ここはナイル河畔に立地しているわけですが、
周辺の道路よりも1メートルくらい低くなっています。
それだけ、ナイル川が土砂を堆積させたわけですね。

ルクソール神殿土砂が堆積した上に街が出来たものですから、
神殿の上に別の建物が出来ちゃうこともあります。
この神殿の上にある建物はモスクだったりします。
古代エジプトの神殿の上にモスクが建っている
なんだか不思議な組み合わせですよね。

しかも、このモスクは今も使われているので、
古代エジプトの神殿を観光しているのに
なぜだか頭上からアザーンが流れてきます。

なんだかシュールな状況です。

ルクソール神殿このルクソール神殿はモスクの土台としてだけでなく
キリスト教の教会としても利用されてきました。

帝政ローマ初期のキリスト教弾圧の時代には
多くのキリスト教徒が古代エジプトの神殿に隠れ
神殿内部を礼拝堂として改修して使用しました。

そのため、いくつかの神殿では神像が破壊されたり
壁にイコンが上書きされたりしています。

こうなってくると、どちらもが歴史の一部なので
現代の破壊行為と違って復旧するのも難しく
とりあえずは現状維持の保存となるんでしょうね。

なにせ、キリスト教徒の観光客からすれば、
受難の時代を知ることのできる貴重な史料ですから。

ルクソール神殿ここなどは神殿の壁がくりぬかれています。
一般にはあまり知られていないのですが、
キリスト教会の一番奥もモスクのように凹んでいます。

この凹みにキリストの像や十字架を飾ったりします。
おかげで神殿がぼっくり削られてしまいました。
この壁の裏には部屋がもう一つあった事から
教会の一番奥と見せかけることで、後ろの部屋を
隠し部屋としていざというときに備えたのではないか
という説も出てきています。

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